今週は25・26日に日銀会合があり追加の利上げがあるのか注目が集まっています。実際に利上げが行われた際には住宅ローンなどの返済にはどのように影響してくるのかについて書いていきたいと思います。変動金利や利上げといった言葉が聞き慣れない方もいるかもしれませんが、この記事では初心者の方でも理解しやすいように解説していきます。
変動金利の仕組み
まず、変動金利とは何でしょうか。変動金利とは、ローンや預金などの金融商品の金利が一定期間ごとに変動する仕組みのことを指します。変動金利は固定金利とは異なり、金利が変動するため、金利の変動によって支払い額や収入が変化することになります。
変動金利は、一般的には市場金利や政策金利などの影響を受けて変動します。具体的には、中央銀行が政策金利を変更したり、経済状況が変化したりすることで金利が変動することがあります。
利上げとは
次に、「利上げ」についてご説明します。利上げとは、中央銀行が政策金利を引き上げることを指します。政策金利が引き上げられると、金融機関も金利を引き上げる傾向にあります。これにより、借り入れ金利が上昇し、ローンの支払い額が増加する可能性があります。
1%の利上げがもたらす影響
さて、ここで「1%の利上げがもたらす影響」について考えてみましょう。1%の利上げが行われると、変動金利も1%上昇することになります。これは、ごくわずかな変動のように感じるかもしれませんが、実際には大きな影響を及ぼすことがあります。
1%の利上げによって、ローンの金利が1%上昇すると考えた場合、支払い額がどれだけ増加するかを計算してみましょう。たとえば、3000万円を変動金利元利均等型35年ローンで借りている場合、1%の金利上昇によって年間の支払い額がいくら増えるのかを計算することができます。現在は安いところで変動金利は0.3%程度ですのでそこを基準に考えます。
【0.3%の場合】月々の支払いが 75,253円
【1.3%の場合】月々の支払いが 88,944円
その差は88,944-75,253=13,691円
年間164,292円もの差が出てきます。かなりの家計圧迫になると思います。
ただ今回のシミュレーションは1%の利上げを想定していますが、実際にはすぐにそこまでの利上げはできないはずなので過度に心配する必要はないです。将来に向けた備えとして頭の片隅に入れておきましょう!
まとめ
今回は変動金利の上昇による住宅ローンへの影響について解説してきました。変動金利の仕組みや利上げの影響、1%の利上げがもたらす影響などについて理解していただけたでしょうか。変動金利の変動には常にリスクが伴うため、適切なリスクヘッジを考えることが重要です。今後もマーケットの動向に注意しながら、賢い投資を行っていきましょう。
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